2021.09.07

炉に車載用断熱シートを貼り使用ガス3.5%削減に成功!

弊社では、2018年4100トンあったCO2排出量を23年までに約500トン減らす目標を掲げ使用する化石燃料の低減活動を強化しています。

その活動の一環として、アルミを溶かすダイカスト炉の外周に、自動車部品大手の住友理工が車載用に開発した、”高性能断熱シート”を貼り炉内の熱が外に逃げにくくすることで炉に使うガスの使用量を3.5%削減することに成功しました。全ての炉にシートを貼ることができれば、CO2排出量を年間で68トン削減することが可能となります。

16号炉シート貼付前

16号炉シート貼付後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■林田部長コメント

当初はCO2排出量を削減するために、炉の燃焼を一時的に止める取り組みを試しました。しかし材料の投入に手間がかかり定着しませんでした。新たな工夫として断熱に広く用いられる石膏ボードを炉に貼ってみたが、重くてはがれ落ちてしまいました。そこで、薄くて軽くて柔らかく複雑な形状でも接着剤で容易に貼り付けることができる車載用の高性能断熱シートに目をつけ、結果、手間をかけずに大きな効果を得ることができました。今後もCO2排出量削減に向けできることはないか検討しながら進めていきます。

ものづくり技術部 左から林田部長、足立、竹内

ものづくり技術部 左から林田部長、足立、竹内